−患者生活− 2000-07版 吉田輝人
(2000-07-31)

あいかわらずの変なタイトルほか、治療の関係から、 会社への報告をちょっと直した程度の内容で抜粋で申し訳ありませんが、ご容赦ください。

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肝臓と仙骨転移のため抗がん剤と放射線にて入院加療中。(期間未定)


6月27日に立川の国立病院東京災害医療センターに9回目の入院をしました。
すぐにまとまったご報告をと思いましたが、腰痛や治療の関係でしっかり
キーボードに向かえない状態が続いていました。やっと少し落ち着きました。

<推移>
6月27日に肝臓転移を抗がん剤点滴治療の方針で入院。
当時は腰痛は椎間板ヘルニアの疑いとされていた。
肝臓機能良好などの判断から、思いきって7月18日に肝臓の右側である
右葉切除手術を計画されるが、(1)急な腫瘍の拡大と(2)腰痛の原因が
椎間板ヘルニアでなく骨転移であった、ため中止され、現在は
抗がん剤と放射線治療を受けている。

<現状>
(1)急な腫瘍の拡大
肝臓の右葉内に最大のもので10cmくらいでしょうか。急と言っても、
はじめは5月のCTを基準にして「手術できる」と判断したので、
それよりは大きくなったと言う事です。右葉局在で肝機能は大変良いので、
「今までの治療経緯が無ければ、勝負しても良いけど」という状態です。
位置も少し問題ではありましたが。
代替の治療として、7月19日に当該部位に対して抗がん剤留置を行いました。  
さらに続けて全身に抗がん剤の点滴を週に1回程度行います。
(2)腰痛
腰痛の原因が椎間板ヘルニアでなく仙骨への転移である事がわかりました。
同じような位置の同じような変形のため似た症状になったそうです。
仙骨の1番が侵されているということで、7月19日より放射線照射治療を
受けています。月・水・金(3Gy x 10回)で8月9日完了予定です。
痛みがひどいときは、食事の間も座っていられない、車椅子も使えない
ありさまでしたが、最近は歩いております。
--生活状況--
治療が効いてきたのか、23日の週に入ってぐっと楽になってきました。
主治医より、「毎週末は一時帰宅」との方針が示されておりますので、
通院と入院の間くらいの状況とご想像下さい。
実際、状態を見て帰宅しています。

<今後の見込み>
当面、入院のまま加療継続です。(毎週末は帰宅の予定)
入院期間の見込みは、まだわからない、というところです。
腰に対する放射線治療は8月9日完了ですが、効果が期待できるのは
その頃からとのことです。肝臓に関しては、肝臓に抗がん剤を直接残す
肝動脈塞栓術を月に1回程度、その他に週1回の点滴をやって行く予定です。
なお、今までの治療箇所についてはすべて再発無く治まっていますので、
肝臓と仙骨だけ治せば良い様です。


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手術中止、骨転移など人聞きは悪いのですが、ほとんど気にもしていません。
肝臓手術の話は当人の想像を超える大勝負でしたので、中止となり、
中止もまた良かったのかと思っております。
腰痛が骨転移ということも、放射線が結構効くそうで、ヘルニアより早く治るかも
しれないとの感覚を得ました。
あまりの楽観に頭のネジが緩みきっているのではないかということぐらいが心配で
す。体調が上向きのため楽観なのだと感じています。
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