トランジスタ技術 1985年10月号、CQ出版社

 特集は「身近になった高周波/広帯域化技術」。周波数シンセの話が 載っていたのでとってありました。ただ、さすがに使用している部品は 古くて、いまでは手に入りそうもありません。


・特集「安定な周波数を得るPLL回路の設計法」、鈴木雅臣

 C-MOS 4000シリーズの汎用PLL IC 4096Bは2個の位相比較器、VCO、 ソース・フォロワ、ツェナ・ダイオードから構成されていて、 Exclusive ORの位相比較器1はFM復調用に、エッジ・コントロール型の 位相比較器2は周波数シンセサイザに用います。
 4096BのVCOの中心周波数は外付けのCRにより決まり、p.377の 図5によるとおよそ1Hz(0.5uF、1MΩ)〜300kHz(100pF、10kΩ)まで。 実用回路例では比較周波数を1kHzに選んで8kHz〜1MHzの発振出力を 得ています。