CQ Ham Radio 1997年9月号、CQ出版社

 この頃は「ham radio」ではないんですね。
 特集は「アマチュアの手作りアンテナ大集合」。夏休みにアンテナ整備したあたりで 見掛けたので、思わず読み直してしまいました。


・「50%短縮 3.5MHzリニア・ローディング・ダイポール」、JA6HW

 この手がありましたか・・・・・。160m用のアンテナを考えている ところでしたので気になりました。

・「新方式短縮ダイポール」、KV6H (訳JA1AEA)

 3.5MHz用のスローパーに付ける1.9MHz用の延長部分としてちょうど 考えていたのがここに出ているスパイダーコイル。コイルの形を紹介する 写真、大きさ判るようにと定規も並べたんでしょうけど、センチかインチか 不明。インチのような気もするけど、そうだとすると、ひとつのコイルの直径は およそ20センチ。ふ〜む。
 で、ハッキリ書いてあります。いちばん内側の巻き始めのコイルは できるだけ小さい直径から始める、って。
 そして、14MHzのダイポールの先にスパイダーコイルをぶら下げたときに、 アンテナはまだ14MHzにも共振している、とも。 これこそ求めてたものなのですが、さて、どうなることやら・・・・・。

・「アンテナ特性解析ソフトMMPC for Windows95による アンテナ・シミュレーション」、JA1WXB

 この記事自体に興味が無い訳ではありませんが、ぼくにはすでに オーバーフロー。
 で、本文よりも記事内のコラムに気になる記述が。
 「動作がよくわからない、変なアンテナ-ヘンテナ」という命名の くだりが、'まじめな無線工学'との間にミスマッチを感じさせ、その 名前だけで拒否反応を示す人が少なからずいるからです。 ・・・・・とのこと。どうでしょう、中山さん?

・「読者の製作実験室」

「430MHz→1200MHzオールモード移動用トランスバーター」、JS1UVH

 FT-790Gと組み合わせるトランスバータ。FT-290の電池スペースに トラバを組み込むひともいるし、ブロック図とか、参考になりそう。 もっとも、この記事のはマキのワンボード基板キットを使っているので、 構成はマキ風なのでしょう。その頃はそういうのがあっていいなぁ。 早く10GHzまで上がって行ければそういう楽しみもあるのでしょうけど。

・「抑圧防止用スタブフィルターの製作」、JH1CMI

 送信用に1/4λ長のショートスタブ。2次高調波に対しては先端を ショートした1/2λの同軸スタブとして動作


 いや、思いがけず盛りだくさんでした・・・・・。