CQ ham radio 2004年8月号、CQ出版社

 特集は「電子キットで楽しむ・・・」。最近の自分的には 買わねばならないタイトルでした。
 ただ、特定のキットメーカーの製品を多く取り上げてるあたりに うさん臭さを感じながらも、関係者、そうでなくても常連さんによる 紹介なら隠れたコツがあったりしていいかな、と。とはいえ、 セラコンの取り付け方(リード線が長いまま)に不安も感じました。


・特別企画「バックパッカーの夢型トランシーバ"KX1"(前編)」JA9TTT/1

  KX1は組立キットのトランシーバというよりも、バックパッカー向けというのが コンセプトらしい。なら、じまんの FT-817をいつでも持ち歩くようにすれば いいや、とも思いましたが、読み進めると貴重な情報もありました。

## もっとも、リアコネクタ選ぶだけでリレーに20mAも流れる
## FT-817ではバックパッカーとして不適かもしれませんが。

 バックパッカーの先祖というべき"Mountainner"は1972年8月号の QST誌に登場。 32年も前のものですが、簡易な構成ながらも 「トランジスタのC-B間容量をバリキャップに使った電子同調式」の コルピッツ型VFOのあたりにハイテクというか、職人技を感じます。
 とはいえ、なんかアンテナ用意してFT-817でバックパッカーになろうかなぁ。

・「Logbook of the WorldでDXCCアワード・クレジット発行開始」JA1DM

 照合を取らない eQSLの信憑性は 第三者からみればイマイチですが、今回紹介されているLoTW (というのが略称らしい)ならば QSObank同様の 照合が取れることに。
 これでDXCCを狙うことにしよう。とすれば、 Logger32は もしかして不要になるのか・・・・・。いやいや、ADIFビューアーとして 使うことになるでしょう。
 登録、しなくては!
 使い方などは著者のホームページに詳しく載ってました。

・「New Products」

SE5000

 ダイアモンドの144/430/1200MHzマリン&基地用アンテナ、ノンラジアル。 全長1.7m、重量は1.5kg。
 VX4000が全長1.3mなので、1200MHzで移動運用始めるときは VX4000を使うようにして、こちらを固定用にしてもいいかも。

・「ハム入門講座 第8回」吉田英一

 同軸ケーブルとコネクタのお話し。
 8DSFAの電力容量は30MHzで2kWちょっと。つまりアンプを使うようになっても そのまま使えそう。よしよし。

・「読者の製作実験室」

「移動用コーリニア型八木アンテナ」JG1PFO

 なんの勘違いか、1200MHz用だとばかり思って、でもシュペルトップの 網線かぶせる部分が115ミリなのが何なのか不思議の思っていろいろ 調べてしまいました。結局、この部分は電気長で1/4波長、 それに同軸ケーブルの短縮率0.67をかけた長さなことを再確認。 この記事の115ミリも、実際は430MHz用なのでぴったし。 ただ、この長さが 計算上の1/4λで実際にはそれ程大きな問題は起きないようです というひともいれば、 やっぱり精度が大変そうというひともいるようです。 もっとも前者は430MHz帯、後者はGHz帯の話ですが。